【ランドリープレス横須賀中央店】本業を支える強固な収益基盤と、手をかけるほど伸びる店舗育成術。横須賀で4店舗を展開するオーナーが語る「コインランドリー経営の本質」
本業である内装・インテリア事業の知見を活かし、店舗づくりをきっかけにコインランドリー経営と出会ったオーナーの谷本様。2018年に1号店となる「ランドリープレス横須賀中央店」をオープンして以来、確かな実績を積み重ね、現在では横須賀市内で4店舗を展開するまでに事業を拡大させています。
近隣に競合店がひしめく激戦区でありながら、徹底した防犯・清潔維持と地域密着のコミュニケーションにより、初年度から目標を大きく上回る売上を達成。本業の資金繰りを支える頼もしい存在として、また経営者としての情熱を注ぐ対象として、ランドリープレスとともに歩んできた成功モデルに迫ります。
店舗名:ランドリープレス横須賀中央店
住所:〒238-0011 神奈川県横須賀市米が浜通1丁目
お名前:谷本さん(オーナー)
開業年:2018年
元々は内装・インテリア事業を手掛けており、コインランドリーの店舗施工を受注したことがこのビジネスとの最初の出合いでした。空間づくりのプロとして店舗が完成していく過程を見つめる中で、ランドリー経営が持つ潜在的な事業性に大きな魅力を感じるようになったのです。本業の事業運営においては、どうしても時期によって資金繰りに波が生じることがあります。しかし、コインランドリーは人件費をかけずに24時間休まず稼働し、確実に現金収入を生み出してくれます。
「黙って会社を支えてくれる頼もしい味方」
が傍らにあることは、経営者として精神的にも非常に大きな支えになると確信し、参入を決意しました。
2018年7月に1号店を開業した直後、平年よりも大幅に早い梅雨明けとなり、天候面では決して恵まれたスタートではありませんでした。さらに店舗の至近距離にはすでに競合が3店舗も存在する激戦区という環境でした。そこで重要になったのが、「女性が一人でも安心して利用できる店舗づくり」という明確な差別化戦略です。
全面ガラス張りによる高い視認性の確保に加え、セコムのセキュリティシステムを導入して24時間監視体制を構築。警察との連携関係も早期に築きました。
ランドリープレスとは開業前から綿密にコミュニケーションを重ね、集客や経営ノウハウについて何度も議論を重ねました。本業の施工ノウハウと、ランドリープレスが持つ店舗運営の知見を融合させることで、厳しい立地条件下でも勝てる盤石な準備を整えることができたのです。
開業当初は厳しい数値を覚悟していたものの、蓋を開けてみると目標(月商80万円)を大きく上回り、開業3ヶ月目の10月には早くも月商100万円を突破しました。このロケットスタートを支えた要因の一つが、横須賀という土地柄ならではの米軍基地(ベース)関係者の存在です。
顧客の約3割をベース関係者が占め、日常的な大物洗いのニーズを確実に捉えました。また、自らポスティングを行い、来店客に「どこから来られたか」を直接ヒアリングするなど、地道で丁寧なマーケティングとノウハウの蓄積を徹底。クーポンやノベルティ(洗濯ネットやランドリーバッグ)の配布も効果を発揮しました。
適切な管理とマーケティングを継続した結果、店舗の体力は着実に向上。天候による追い風があった2026年9月の秋の長雨シーズンには、前年同月比で約2倍という驚異的な売上増を記録するなど、開業から年月が経った現在も力強い成長を続けています。
「衣類を綺麗にしに来る場所が汚れていたら、お客様に不快な思いをさせてしまう」という強い信念のもと、毎日の清掃には最低でも1時間を費やしています。一部の作業をスタッフに委託することはあっても、基本的には自分自身が現場に立ち、毎日いずれかの店舗に顔を出す体制を崩していません。
繁華街や飲食店街が近い立地ゆえ、深夜のトラブル防止のために自ら店舗に泊まり込んで夜間対応を行ったこともありました。しかし、そうして現場に立ち続けるからこそ、来店客との気さくな会話やコミュニケーションが生まれ、地域との温かい繋がりが形成されていきます。
単なる無人店舗としての放置経営ではなく、現場で地域の人々と触れ合い、快適な空間を提供すること自体が、オーナーとしての大きなやりがいとなっています。
資金計画や店舗開発における経営判断においても、独自の明確な基準を持っています。機器の導入においてはリース契約に依存するのではなく、自社で購入して確実に所有するスタイルを選択。「自社の資産」として積み上げていくことが、長期的な事業基盤の強化に繋がると考えているからです。
また、駐車場なしの立地であっても売上には十分結びつくと実証できたことも大きな収穫でした。立地ごとの特性を見極めつつ、セキュリティの強化や環境整備に手を抜かない姿勢こそが、競合店に競り勝つための絶対条件となります。
「安直な考えでランドリー経営を始めてほしくない」
という言葉通り、立地選定から日々の手入れに至るまで、経営者がどこまで本気で向き合えるかが成功の成否を分けると実感しています。
コインランドリー経営を「手放しで稼げるビジネス」と捉える人もいますが、実際は「手をかけ、目をかけ、心をかける」ことで、その情熱に比例して売上が伸びていく非常に素直で奥深い事業です。会社や店舗を育てるプロセスは、まさに子供を育てることと同じであり、手がかかるからこそ愛着と成果が生まれます。
横須賀中央店での成功を原点に、現在は4店舗まで拡大できましたが、あと5年で10店舗の開業を目指したいと考えています。店舗が増えることは、従業員が活躍できる場所が増えることでもあります。
ランドリープレスという確かなノウハウを持ったパートナーと良好な関係を保ちながら、今後も現場主義の徹底と丁寧な店舗育成を通じて、地域に必要とされる店舗網を広げていきたいと思っています。
今回ご紹介した「ランドリープレス横須賀中央店」の事例は、コインランドリーを単なる「放置型投資」ではなく、「手をかけることで真価を発揮する事業」として捉え、大成功を収めている素晴らしいモデルケースです。
本業を持つ経営者にとって、人件費を抑えながら安定した現金流出入をもたらすコインランドリー経営は、事業全体のポートフォリオを安定させる最強の補強パーツとなります。そこにオーナー自身の徹底した現場清掃・防犯意識・地域コミュニケーションが組み合わさることで、競合激戦区であっても圧倒的なリピート率とブランド価値を確立されています。
また、リースではなくアセット(資産)として機器を保有する堅実な資金戦略や、ランドリープレスとの対等で密なノウハウ共有など、これから多角化経営や複数店舗展開を目指す経営者・投資家にとって、非常に示唆に富んだ成功事例と言えます。
(ランドリー総研 編集長:吉岡 文香)